【初心者向け】Googleサーチコンソールの設定とサイトマップの送信方法

こんな悩みにお応えします。

✅本記事の内容

サーチコンソールは、あなたの記事がGoogleに正しく届いているかを確認できる無料ツールです。

記事がインデックスされているかどうかや、エラーの有無もひと目でチェックできますよ。

この記事では、サーチコンソールの設定と活用方法について、初心者の方でも迷わず設定できるように、画像付きで分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、サーチコンソールの設定からサイトマップ送信、エラー対処まで迷わず進められるようになりますよ。

Googleサーチコンソールとは？

Googleサーチコンソールは、あなたのブログが「検索結果でどんな評価を受けているか」を確認できる、Google公式の管理ツールです。

Googleサーチコンソールを見ることで“記事が正しく届いているか・どんな検索で読まれているか・改善点はどこか” をまとめて把握できるようになりますよ。

常に確認する必要はなく、記事を公開したあと、リライトしたあと、アクセスの増減が気になったときに、サッと確認するくらいで十分です。

Googleサーチコンソールの設定手順

Googleサーチコンソールは、必要な項目を順番に設定していくだけで、すぐに使い始めることができます。

ここでは分かりやすくするために、手順を細かく分けて解説していますが、実際の作業は下記の3つの流れに沿って進めるだけで完了します。

✅サーチコンソールの設定手順（3つ）

それでは、解説していきますね。

手順①：Googleアカウントを作成する

サーチコンソールを利用するには、まずGoogleアカウントが必要です。

すでにGmailをお使いの方は、そのまま同じアカウントでOKです。

まだお持ちでない場合は、下記を参考にまずGoogleアカウントを作成していきましょう。

✅Googleアカウントの作成手順（11STEP）

Googleアナリティクス（GA4）を先に設定しておくと簡単

サーチコンソールをスムーズに設定したい人は、先に Googleアナリティクス（GA4）を導入しておくのが一番ラクです。

GA4を設定しておけば、サーチコンソール側でワンクリックで所有権が確認できるため、HTMLタグを貼る作業が不要になるからですね。

アナリティクスの導入がまだの場合は、【初心者向け】WordPressでGoogleアナリティクス（GA4）を設定する方法を参考に設定してみてください。

手順②：サーチコンソールにアクセスして「プロパティ」を追加する

Googleアカウントの準備ができたら、次はサーチコンソールにブログを登録していきます。

まずは、サーチコンソールの画面から「プロパティ（＝あなたのサイト）」を追加する設定を進めていきましょう。

✅サーチコンソールで「プロパティ」を追加する手順（4STEP）

以上で、プロパティの登録は完了です。

手順③：サイトマップを送信する（sitemap.xml）

サーチコンソールにブログを登録できたら、次はGoogleに記事を届けるためにサイトマップ（sitemap.xml）の送信を行います。

一度サイトマップを送信しておけば、あとは記事を書くだけで自動で更新され続けるため、とても便利です。

では、サイトマップの送信まで進めていきましょう。

✅サイトマップを送信する（sitemap.xml）手順（2STEP）

以上で、サイトマップの送信は完了です。

URL検査でインデックスをリクエストする

サイトマップを送信できたら、次は記事をGoogleに素早く見つけてもらうための作業を行います。

サーチコンソールの「URL検査」では、公開した記事を直接Googleに伝えて、インデックス（登録）をリクエストできます。

ここでは、URL検査を使って記事のインデックスを依頼する手順をわかりやすく解説していきます。

✅URL検査でインデックスをリクエストする手順（3STEP）

以上で、Googleサーチコンソールの設定は完了です。

Googleサーチコンソールの活用方法

ここからは、Googleサーチコンソールを「実際のブログ運営でどう使うのか？」という視点で、具体的な活用方法をご紹介していきます。

サーチコンソールで確認できる主な項目は、下記の5つです。

✅5つの項目

それでは、ここから1つずつ実際の使い方を解説していきます。

①検索パフォーマンス（順位・キーワードの確認）

検索パフォーマンスは、あなたの記事がどんなキーワードで検索され、何位にいるのかを確認できる、サーチコンソールの中で一番重要な機能です。

初心者の方は、ここだけ見られればOKと言えるほど、ブログ運営の“土台”になる部分です。

✅検索パフォーマンスで見るポイント

この中でも、特に大切なのが「平均掲載順位」です。

ここを見ることで、今どの記事を直せばアクセスが伸びやすいのかがわかるようになります。

では、実際の画面で確認してみましょう。

✅平均検索順位の表示方法

この画面では、記事の平均掲載順位が「5.9」と表示されています。

このように順位をチェックすることで、リライトの優先度（どの記事から直すか）を決める判断材料になります。

②URL検査（インデックスリクエスト）

「URL検査（インデックスリクエスト）」は、新しく書いた記事をGoogleにいち早く届けるための作業です。

公開したばかりの記事は、Googleが見つけるまで時間がかかることがあるので、インデックスリクエストをしてGoogleに知らせてあげましょう。

※URL検査の具体的な操作手順は、上の見出し「URL検査でインデックスをリクエストする」で詳しく解説しています。

③ページのインデックス状況

「ページのインデックス状況」では、記事がGoogleに登録（＝インデックス）されているかどうかを確認できます。

まずは、以下の2点が確認できればOKです。

✅確認すべき2点

インデックスされているかどうかは、次の手順で確認できます。

④サイトマップ（sitemap.xml）

「サイトマップ（sitemap.xml）」とは、ブログ内にある記事の一覧をまとめた“Google ロボット用の地図”のことです。

サイトマップを送信しておくと、下記のようなメリットがあります。

また、一度設定しておけば、新しい記事を書くたびに自動で更新されるため、最初にやっておくべき大事な設定です。

サイトマップの設定がまだの方は、サイトマップを送信する（sitemap.xml）手順（2STEP)にて解説しています。

⑤リンク（外部リンク・被リンク）

サーチコンソールの「リンク」では、他のサイトから自分の記事へ貼られたリンク（＝外部リンク／被リンク）を確認できます。

被リンクとは「他のサイトがあなたの記事を紹介してくれるリンクのこと」です。

具体的には、以下のようなイメージです。

被リンクは、「この文章、ためになるな」「他の人にも読んでほしいな」と感じた誰かが、あなたの記事を紹介してくれた証しです。

そのためGoogleも、「ほかのサイトから紹介されている＝価値がある記事だな」と判断して、被リンクを検索順位を決めるときの大事な材料のひとつとして扱っています。

よくあるエラーと対処法

最後に、サーチコンソールを使っていると、ときどき表示される「エラー」や「警告」についても触れておきます。

例えば、下記のようなエラー表示です。

ここでは、ブログ運営でよく出てくる代表的なエラー4つと、それぞれの原因・対処法をご紹介します。

①見つかりませんでした（404）

「見つかりませんでした（404）」は、Googleがページをクロールしたときに “そのページが存在しなかった” と判断したときに出る表示です。

多くの場合は、次のような原因で起こります。

✔︎見つかりませんでした（404）の原因

もし、404エラーが出た時の対処法は、下記の通りです。

✅対処法

特に「昔の記事を消した」「URLを変えた」という場合に出やすいため、落ち着いて状況を確認すればすぐに解決できますよ。

正しいURLにリダイレクト（301）する方法は、下記の通りです。

✅正しいURLにリダイレクト（301）する方法

これで、古いURLにアクセスがあっても、自動的に新しいURLへ転送されるようになりますよ。

②noindexタグによって除外されました

「noindexタグによって除外されました」は、Googleに “このページは検索結果に出さなくていいよ” と伝える設定が付いている時に出る表示です。

noindex 自体は悪いものではなく、使う場所を間違えなければOKの設定です。

ただ、公開して読んでほしい記事に noindex が付いていると、検索に出なくなってしまうので注意が必要です。

✔︎noindexタグによって除外されましたの原因

ブログ初心者の方は、「いつの間にか noindex が付いてた…」というパターンが一番多いです。

✅【対処法】読んでほしい記事ならnoindexを外す（プラグインのSEO SIMPLE PACKを使います ）

画像のように「SEO SIMPLE PACK 設定」のところに“デフォルト設定のまま”と表示されていれば、その記事には noindex は付いていません。

noindex を付けたい場合は、プルダウンの中から「インデックスさせない（noindex）」を選ぶだけですが、
通常の記事では触らなくて大丈夫です。

③クロール済みインデックス未登録

「クロール済み – インデックス未登録」は、Google がページを見に来た（クロールした）けれど、まだ検索結果に登録していない状態です。

エラーではなく、ブログ運営ではよくある “待ち時間” のようなものです。

Google は毎日何万ものページをチェックしているため、質の高いページから優先的に登録していく仕組みになっています。

そのため、新しく作ったばかりの記事や内容が薄いページは、登録まで時間がかかることがあります。

✔︎クロール済みインデックス未登録のよくある原因

これらが理由で “まだ登録しないでおこう” と判断されることがあります。

対処方法としては、時間が経てばGoogleが登録してくれるので、基本的には何もしなくてOKです。

早くインデックスさせたい場合は、下記の対策が効果的です。

✅早くインデックスさせるための対策

数日〜1週間ほどで登録されることが多いので、気長に待ちましょう。

④検出インデックス未登録

「検出 – インデックス未登録」は、Google がページの存在を見つけた（＝検出した）ものの、まだ検索結果に登録していない状態です。

エラーではなく、Google が「もう少し様子を見よう」と判断したときに出る表示ですね。

似ている「クロール済みインデックス未登録」との違いは、下記の通りです。

✅検出インデックス未登録とクロール済みインデックス未登録の違い

どちらも「Googleが記事をまだ登録していない状態」で、対処法はほぼ同じです。

まとめ

Googleサーチコンソールは、記事のインデックス状況や検索キーワード、改善ポイントなどを確認できる“ブログ運営の道しるべ”です。

まずは触ってみるだけでも「見るポイント」がつかめてきますよ。

最初は、サイトマップ・インデックス・検索キーワード・検索パフォーマンスの4つだけ覚えておけば十分です。

記事を公開したあとやリライト後、そしてアクセスが気になったときにチェックする癖をつけておきましょう。

Googleサーチコンソールに慣れておくと、ブログの成長がぐっと早くなるので、少しずつ触りながら慣れていきましょう。